天才ハイスクール 第二回展覧会「クランクイン!─映像とかもう別にいいよ、石でもいいよ─」展

日程:2012年3月2日(金)から4日(日)までの3日間
会場:素人の乱12号店
ディレクター:中村奈央
参加作家:臼田知菜美、大島嘉仁、大月壮、堅田好太郎、キュンチョメ、倉重迅、志水佑、菅原そうた、西村健太、宮嵜浩、涌井智仁、Chim↑Pom

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=gF5TLOBdFcY[/youtube]

昨年11月に大好評のうち無事終了いたしました「カミングアウト!!!!!!!!―親戚のお姉さんのパンツを食べたことからはじまる―」から早くも第二弾といたしまして映像作品を中心とした展覧会「クランクイン!―映像とかもう別にいいよ、石でもいいよ―」展を開催いたします。
ループ再生が基本の一般的な映像の展覧会とは一味違い、インスタレーションやパフォーマンス、作家本人からの作品解説などを交え、1日2回上映の3日間計6回という上映プログラム形式での映像祭です。一種の拘束を鑑賞者に提供し、時間軸を共有していただきます。
同じ空間で分かち合う鑑賞者同士の喜怒哀楽、息づかいや息をのむ光景の共有は、鑑賞者と鑑賞者、天才ハイスクールと鑑賞者、ゲストと鑑賞者の間に“コミュニケーション”を生みだすでしょう。
大島嘉仁は、母親から子へと形質が伝わる「遺伝」の中で最も影響を受けやすいと言われている鼻にカメラを向けます。鼻はユーモラスに感じられたり「はじまり」を意味する一方、侮辱として用いられることもあり、そのユーモラスで侮辱ともとれる鼻のむずむずする行為をコミュニケーション手段として、母親との関係を再構築します。
キュンチョメは、コンビニ店員の1時間あたり50回淡々と繰り返される感謝を示す挨拶「いらっしゃいませ/ありがとうございます」に注目します。普段、粗末に扱っているこの挨拶を街で不特定多数の人物に時給800円を支払い仕事としてしてもらいます。挨拶を買うことで、コミュニケーションが希薄な現在だからこそ、挨拶の価値について考えさせられるようでもあります。
そして、今回ゲストとして4人の作家にも参加していただきます。「映像」というジャンルを超えさまざまな分野で活躍し私たちを魅了し続けるゲストの映像作品やトークショーは貴重な機会となるでしょう。
天才ハイスクールの、まるで音楽のように作家個々の必要不可欠な独奏に加え、作家個々が一体となったときにはじめて生まれる合奏という“グル―ヴ感”は必見です。本展タイトル「クランクイン!」は撮影の始まりと同時に、個々の飛躍の始まりに対する祈願に由来しています。映像を超えて発生するコミュニケーション、等身大のクランクインの現場をこの機会にどうぞご覧ください。

ディレクター 中村奈央

HP:http://tensai-h-s.jugem.jp/?eid=24

★全日程ともに1日2回上映の3日間計6回、上映プログラム形式の映像展覧会になります。上映時間等お間違えないよう、お越しください。


★大月壮、菅原そうた、Chim↑Pomによる作品上映、倉重迅によるトークショーを予定してます。その他イベントは決まり次第、ブログ、Twitterなどで発表いたします。


★また、天才ハイスクールによるフード、ドリンクの販売も行います。

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