・日時:7月30日(水) PM 19:00~
・スピーカー:栗原康(大学非常勤講師)
・ゲスト:白石嘉治
・場所:高円寺駅北口:『素人の乱 12号店』 エンジョイ・北中ホール(仮)
・資料代500円+投げ銭 よろしくお願いします!
「破壊的性格」は何ものも持続的と見ない。
しかしそれ故にこそ彼には、いたるところに道が見える───ベンヤミン。
1918年の7月末、つまり暑い今ごろ、大杉栄は大阪にいた。
そして釜ヶ崎の路地裏で、米の値上がりに怒ったオバちゃんたちが口走る声を聴く。
「富山じゃ凄いことが起きとる ! 」「もう我慢できへんわ !! 」「やったろ !!!」。
ただちに大杉たちは走る。最大の「大阪米騒動」に火が点いたのである。
この騒乱で大杉たちは甦った、と栗原康はいう。
8年後にベンヤミンが記した「破壊的性格」とは、まさに大杉栄のことである。
このとき彼に見えた、今こそ見える「いたるところの道」とはなにか?